「Apex Legends」、バトルパスの仕様変更でユーザーから批判殺到
業界トピックス(欧米)
EAは7月9日、「Apex Legends」のバトルパスの仕様変更を発表した。
バトルパスは、ユーザーがゲームプレイを通じて様々な報酬を獲得できる課金商品だ。
EAは、これまでシーズンごとに提供していたバトルパスをスプリットごとの提供とし、また、ゲーム内通貨ではなく現金でのみ購入できるように変更すると発表した。その代わり、獲得できる報酬の量は増やすとした。
しかし、この仕様変更に対して、ユーザーからの批判が殺到している。これまでは、有料バトルパスの報酬にゲーム内財貨が含まれており、有料バトルパスをクリアすれば、次の有料バトルパスは事実上無料で購入できたためだ。さらに、バトルパスがスプリットごとに提供されるようになれば、1シーズンにバトルパスを2回も購入しなければならなくなる。
今回の仕様変更の発表は、チートや公式大会でのハッキングなど、運営上の問題が相次いで明るみになったタイミングで行われたことからも批判を受けている。
画像出典:X(Twitter)記事リンク:https://metro.co.uk/2024/07/08/apex-legends-works-real-money-now-in-game-currency-axed-21188008/
MS、Xbox Game Passの値上げを発表
Microsoft(MS)は7月10日、同社のサブスクリプションサービスであるXbox Game Passについて、価格を最大25%引き上げると発表した。
MSの公式ホームページによると、Game Pass Ultimateは月額16.99 USDから19.99 USDに、PC Game Passは月額9.99 USDから11.99 USDに、Coreは年額59.99 USDから79.99 USDに値上げされる。
新規加入者は7月10日から、既存会員は9月12日から上記の新価格が適用されるという。
また、MSはこの料金改定とともに、Game Pass for Consoleに代わる新しい料金プランであるXbox Game Pass Standardを公開した。Xbox Game Pass Standardは、Xboxコンソールのゲームリストに含まれるゲームやオンラインマルチプレイサービスを提供するプランで、月額14.99 USDだ。なお、このプランには、発売初日のゲームのプレイやクラウドサービスなど、Ultimateプランで提供される特典は含まれない。
今回の料金改定は、10月25日に発売予定の新作「Call of Duty Black Ops 6」をXbox Game Passで初日プレイしたいユーザーにも影響を与えるとみられる。
画像出典:Xbox記事リンク:https://www.pcmag.com/news/xbox-game-pass-is-about-to-get-more-expensive
「LoL」の世界観をベースにした新作が開発中止に
Riot Gamesが「Pool Party」というコードネームで開発していた新作が、5月に開発中止となった。約70人いたプロジェクトメンバーも、開発中止後は他部署に移されたという。海外メディアReaderGrevが7月11日に報道した内容から明らかになった。
「Pool Party」は、「League of Legends(LoL)」の世界観をベースとしたパーティープレイの乱闘型対戦アクションゲーム。Nintendoの「Super Smash Bros」からインスピレーションを受けており、当初はハードコアの格闘ゲームとして開発されていたが、途中からカジュアルな雰囲気に変更されたという。
ReaderGrevによると、開発中止となったのは「大乱闘」スタイルのゲームが消費者のニーズに合わないという経営陣の判断によるものが大きかったという。この判断には、Warner Brosが最近リリースした大乱闘ゲーム「MultiVersus」が不振に陥っていることが影響したようだ。
今年5月にSteamで再ローンチされた「MultiVersus」は、当初は同時接続者数11万人を突破するなど人気を博したものの、その後利用者数が激減し、現在は5,000人ほどにとどまっている。大乱闘アクションゲームジャンルにおいては、これまでに「Super Smash Bros」以外にこれといった人気作は存在しない。
Riot Gamesは今後、2025年の正式リリースを目指して開発中の「2XKO」に注力する予定だという。「2XKO」は、「LoL」を題材にした2v2タッグ形式の格闘ゲームだ。
画像出典:Riot Games記事リンク:https://www.readergrev.com/p/riot-games-pool-party-canceled-smash-melee
350人規模のValve、年間売上は65億USD
最近、海外メディアがValveの財務構造に再び関心を持ち始めている。Valveは証券上場を経ていない非公開企業であるため、財務構造に関する正確な数値を把握しにくい。しかし最近、WolfireがSteamに提起した独占禁止法訴訟の関連文書から、Valveの社員数や給与データの「推定値」が流出し、ベールに包まれていたValveの組織の実態を垣間見ることができた。
Microsoftは、2021年のValveの年間売上を約65億USDと推定している。これは、同年のEAの年間売上である約75億USDとほぼ同じ規模であるが、EAはこの数字を13,000人以上の従業員で成し遂げたのに対し、Valveは約350人の従業員で達成している。
また、ValveのSteam部門の従業員数は、2015年の142人から、2021年には79人に減少した。2021年には11,000作以上のゲームがSteamプラットフォームからリリースされたが、これを管理する従業員がわずか79人というのは驚くべきことだ。
さらに、Steam Deckはグローバル市場で大反響を呼んだが、2021年のValveのハードウェア部門の従業員数はわずか41人であり、全従業員数の12%に過ぎなかった。
今回明らかになったのは、Steamの独占禁止法訴訟の過程で流出した「推定」データではあるものの、ごく小規模な労働力でゲームの開発やサービス、プラットフォーム運営、Steam Deckなどのハードウェアの開発・販売などを成し遂げてきたValveが偉大な企業であることは明らかだ。
エンデミック以降、ゲーム業界では経営の効率化やリストラなどのニュースが絶えないこともあり、海外メディアはこのようなValveを例外的な企業として注目している。
画像出典:AP Photo記事リンク:https://arstechnica.com/gaming/2024/07/valve-runs-its-massive-pc-gaming-ecosystem-with-only-about-350-employees/
IOCが「オリンピックeスポーツ大会」創設、2025年にサウジで初競技
7月25日にパリで開かれた第142回IOC(国際オリンピック委員会)総会で、「オリンピックeスポーツ大会」の創設が執行委員の満場一致で承認された。
「オリンピックeスポーツ大会」は、IOCとNOC(サウジアラビアの国内オリンピック委員会)が提携する形で開催され、第1回大会は2025年にサウジアラビアで行われる予定だ。
サウジアラビアはここ数年、ゲームやeスポーツ産業に高い関心を示しており、投資も積極的に行っている。今回の「オリンピックeスポーツ大会」の創設にもNOCが大きな影響を与えたと推測される。サウジアラビアは近年、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子兼首相の指揮のもと、石油依存体質からの脱却や産業の多角化を目指す国家改革プロジェクト「ビジョン2030」を推進している。その一環として、今年7月にはeスポーツ史上最高の賞金額を誇る「eスポーツワールドカップ」を開催した。
「オリンピックeスポーツ大会」の詳細については公開されていない。現時点で明らかになっているのは、2025年にサウジアラビアで初競技が開催予定であることと、IOCとNOCのパートナシップ期間である12年間に定期的に開催されるということだけだ。具体的な開催都市名やスタジアム名、日程、種目(タイトル)、予選の仕組みなどは、今後順次公開する予定だとしている。
7月に開催された「eスポーツワールドカップ」がサウジアラビアの首都リヤドで開催されたことから、「オリンピックeスポーツ」の初競技もリヤドで開催される可能性が高いとみられる。
画像出典:IOC記事リンク:https://esports.gg/news/gaming/olympic-esports-games-approved-by-ioc/
Activision Blizzard、2023年のゲーム広告費は8,000万USD
データ分析企業のSensor Towerが、AAAゲームの広告費に関するレポートを発表した。このレポートを通じて、2023年のPCゲーム・コンソールゲームの発売時期や発売チャンネル、ポジショニング、支出、トレンドやインサイトなどを確認できる。
同レポートによると、Activision Blizzardは2023年、広告費に約8,000万USDを投じ、この金額はPCゲーム・コンソールゲームパブリッシャーの中で1位であった。
2023年は、AAA級のPCゲーム・コンソールゲームが多数発売された年だった。2023年のアメリカにおける広告費上位10位のPCゲーム・コンソールゲームのうち、50%が同年に発売されたゲームであり、2022年の20%から大幅に増加した。
アメリカで広告費が最も多かった2023年発売の作品は、「Hogwarts Legacy」、「Diablo IV」、「Call of Duty: Modern Warfare III」、「Star Wars Jedi: Survivor」であった。「Legend of Zelda」などの人気作は、既存ファン層が厚いため、大規模な広告キャンペーンを行わなくても高い売上を記録した。
画像出典:Sensor Tower記事リンク:https://sensortower.com/state-of-aaa-game-advertising-2023
Epic GamesのFortniteがヨーロッパiOSに復帰
Epic Gamesの「Fortnite」が、ヨーロッパのiOSに再登場する。「Fortnite」は、Epic GamesとAppleの法的紛争によりEU域内のApp Storeから削除されていたが、今後はサードパーティーのアプリストアを通じて配信される予定だ。
Epic Gamesは現地時間7月25日、自社のホームページを通じ、iOS内のAltStoreとAndroid内のEpic Games Storeの2つのアプリストアを通じて、EU向けに「Fortnite」を配信すると発表した。かつてEpic Gamesは、App Storeの30%にも及ぶ手数料に異議を唱え、自社ストアでゲームアプリを流通しようと計画していた。しかし、Appleがサイドローディング(公式アプリストア以外からアプリをダウンロードする行為)を禁止したことから、Epic Gamesは2020年にAppleを独禁法違反で訴えた。
そして今年6月、EU執行委員会は、App Storeのこの方針はデジタル市場法(DMA)に違反していると結論付けた。
これを受けてAppleは、7月7日、EU域内のiPhoneおよびiPadでのサードパーティーアプリストアでのゲーム配信を許可すると発表した。
Epic Gamesは「Fortnite」をはじめとする自社ゲームをAltStoreへ移行する予定だと明かしており、今後はヨーロッパでもiPhoneでEpic Gamesの人気ゲーム「Fortnite」のプレイができるようになる。
さらに、自社のアプリストアであるEpic Games StoreについてもiOSとandroidで展開する予定だとしているが、詳細な日程は明らかになっていない。
画像出典:Epic Games記事リンク:https://www.epicgames.com/site/en-US/news/epic-s-new-game-strategy-for-mobile-stores
業界トピックス(韓国)
韓国業界トピックス一覧
NEXONの「The First Descendant」、13か国で売上1位達成
NEXONが世界同時発売したシューティングゲーム「The First Descendant」が、発売初日にSteam総合売上ランキングで1位を記録し、注目を集めている。
「The First Descendant」は、 NEXON Gamesが開発し、NEXONがサービスするルートシューター(アイテム収集やキャラ強化などのRPG要素の入ったTPS)ジャンルのゲームだ。
Steamの発表によると、7月2日午後4時からサービスを開始し、7月3日午前に総合売上ランキングで1位を記録した。
特筆すべきは、世界最大の市場である北米や中国をはじめ、日本、フランス、ドイツ、イタリア、台湾など13か国で売上ランキング1位を記録したことだ。
Steam DBによると、リリース後の最大同時接続者数は22万9,000人であった。現在の同時接続者数は17万人ほどで、総合ランキング5位に位置している。なお、この集計にはSteam以外のコンソールプラットフォームの接続者などは含まれていない。
ゲーム業界では、「The First Descendant」の最大同時接続者数は今後40~50万人に達すると予想されている。
画像出典:Steam記事リンク:https://www.mk.co.kr/news/it/11057601
Com2uS、新作3作のパブリッシング契約締結…自社開発作品のラインナップも発表
Com2uSは7月10日、新作タイトル3作について、国内外のゲームのディベロッパーとグローバルパブリッシング契約を締結したことを発表した。
今回Com2uSが発表した新作は、「GODS & DEMONS」、「Project M」、「Project SIREN」(すべて仮題)だ。
「GODS & DEMONS」は海外ディベロッパーMoyeが開発したゲームで、様々な英雄を収集・育成しバトルを行っていく放置系RPGだ。
「Project M」は韓国ディベロッパーAG SOFTが開発中のゲームで、新大陸で兵士を収集しキャンプを建設するカジュアルクラフトMORPGジャンルのタイトルだ。
そして、「Project SIREN」は美少女キャラが登場する自転車選手育成シミュレーションゲームで、サブカルチャージャンルのターン制RPG「OUTERPLANE」を手掛けたVAGamesが開発中だ。
Com2uSは、今年8月の「BTS Cooking On: TinyTAN Restaurant」リリースを皮切りに、年内に「StarSeed: Asnia Trigger」、「Frostpunk: Beyond the Ice」、「GODS & DEMONS」のグローバルサービスを開始する予定だ。
さらに2025年には、「Project M」と、既にパブリッシング契約を締結済みのGameTalesの「The Starlight」を公開し、その後も「Project SIREN」やAbuttonの大作ゲーム「Project ES(仮題)」を発売するなど、IP多角化のための事業拡大を図っていくとしている。
また、自社プロジェクトであるカジュアルアクションタイトル「Legend Summoner」や、「Summoners War」のIPをベースにした初の放置系RPG「Summoners War: Legion」、そして「Pro Baseball Rising」を2025年に発売予定であり、これらを通じてグローバルヒット作のラインナップ強化を図る計画だ。
画像出典:Com2uS記事リンク:https://www.thisisgame.com/webzine/news/nboard/263/?page=7&n=191325
SHIFT UPの株価が上場初日に33%急騰、時価総額がNCSOFTを超える
SHIFT UPの株価が、韓国取引所への上場初日に30%以上急騰した。上場初日である7月11日の午後12時33分時点のSHIFT UPの時価総額は4兆6,363億KRW(約5,084億円)で、NCSOFTを抜いて韓国ゲーム業界の上場企業3位に浮上した。
SHIFT UPは7月1日、機関投資家の意見をもとに公募価格を6万KRW(約6,579円)に決定し、7月2日と3日にIPOの抽選申込を行った。抽選倍率は341:1、申込証拠金は約18兆5,550億KRW(約2兆347億円)であった。そして、7月11日に韓国取引所に上場し、上場直後に株価が30%以上も急騰した。7月11日午後12時34分の時点では、公募価格を33.33%上回る8万KRW(約8,772円)で取引されている。
現在、SHIFT UPの時価総額は約4兆6,300億KRW(約5,077億円)であり、韓国ゲーム業界の上場会社の中でNCSOFT(約4.2兆KRW/約4,605億円)を抜いて3位に位置している。ちなみに、1位はKRAFTON (約13.6兆KRW/約1兆4,913億円)、2位はNetmarble(約5兆KRW/約5,483億円)だ。
SHIFT UPは、今回のIPOを通じて4,350億KRW(約477億円)の資金を調達した。これらの資金は「Goddess of Victory: NIKKE」や「Stella Blade」などの既存IPの拡大や、新作「Project Witches」の開発に使われる予定だ。
画像出典:Naver記事リンク:https://www.gamemeca.com/view.php?gid=1750902
NCSOFTの「TL」、グローバルOBTで同接数が6万人を記録
NCSOFTとAmazon Gamesは7月18日(現地時間)、開発中の新作MMORPG「Throne and Liberty(TL)」のグローバルOBTを開始した。
Steamの統計サイトであるSteamDBによると、「TL」はOBT初日に最大同時接続者数61,154人を記録した。これが初の公開テストだったが、7月18日にSteamでサービス中のMMORPGの中で接続ユーザー数が最多のゲームとなった。NCSOFTは、OBTを通じて得られたユーザーからのフィードバックをグローバル版に適用する予定だ。
「TL」のグローバルOBTは、Amazon Gamesのサービス地域である北米、南米、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、日本を対象に、7月23日まで実施された。利用可能なプラットフォームはPC Steam、PlayStation 5、Xbox Series S|Xであった。
また、グローバル版の正式リリースを前に、「TL」のビジネスモデルの概要が公開された。バトルパスについては、より多くのユーザーがその価値と特典を享受できるよう、開発と調整を進めていくとしている。
画像出典:Steam記事リンク:https://www.thisisgame.com/webzine/news/nboard/263/?page=4&n=191753
Smilegateの「LORDNINE」、リリースから1週間で2大アプリストアのセルラン1位に
Smilegateの新作MMORPG「LORDNINE」が、リリースから1週間でApp StoreおよびGoogle Playのセールスランキングで1位を獲得した。
グローバルモバイル市場分析サービスのMobileindexによると、「LORDNINE」は7月19日にGoogle PlayとApp Storeのセールスランキングで1位を記録した。リリース初日にサービス上の問題で緊急メンテナンスを実施したものの、現在の評価は5点満点中4.2点と良好だ。
「LORDNINE」は、優れたビジュアルグラフィックや自由な育成が楽しめる革新的なバトルと成長システムが特徴だ。プレイヤーは、9つの特色ある武器を自由自在に変えながらバトルを行ったり、武器とアビリティーを組み合わせて60種類以上のキャラ職業をカスタマイズできるなど、自分だけのバトル戦略を楽しめる。
Smilegateは「LORDNINE」の発売前からユーザーと積極的にコミュニケーションをとり、ユーザーの期待感を高めることに成功した。ストリーマー専用のサーバーを設けてプレイヤーが自由に選択できるようにしたり、ビジネスモデルについて詳しく説明したり、プレイヤーのフィードバックを積極的に受け入れる姿勢などが、ユーザーから好評を得ている。
画像出典:Mobileindex記事リンク:https://zdnet.co.kr/view/?no=20240719092326
Com2uS Platform、中国と台湾でHiveリセールパートナーシップを拡大
Com2uS Holdingsの子会社であるCom2uS Platformは、7月24日、中国のマネージドサービスプロバイダー(MSP)企業であるCAPCLOUD、および台湾のゲーム企業ZTQ Gamesと、それぞれゲームプラットフォームHiveに関するパートナーシップを締結したと発表した。
これにより、CAPCLOUDとZTQ Gamesは、現地のディベロッパーを対象に、Hiveプラットフォームの導入拡大を図る計画だ。
Hiveプラットフォームは、認証、決済、サービス指標分析、Web3連携などのゲームの外的要素を一度に解決できるソフトウェア開発キット(SDK)を提供する。16ヶ国語に対応しており、各国の市場政策の変化にも迅速に対応できるという。
Com2uS Platformの事業総括常務のキム・ジョンムン氏は、「CAPCLOUDおよびZTQ Gamesとのパートナーシップを通じて、中華圏市場にHiveプラットフォームを拡大していきたい」と抱負を述べた。さらに、「各国の特性に合わせた戦略を講じることで、グローバルゲームプラットフォームとしての地位をより強固なものにしていきたい」と今後の目標を明らかにした。
画像出典:Com2uS記事リンク:https://www.yna.co.kr/view/AKR20240724054700017
NCSOFT、スウェーデンのディベロッパーMoon Rover Gamesに350万USD投資
NCSOFTは7月30日、スウェーデンのディベロッパーMoon Rover Gamesにシードラウンドの投資を行ったことを明らかにした。投資総額は350万USDだ。
Moon Rover Gamesは、2022年にスウェーデンのストックホルムで設立されたゲームディベロッパーで、EA DICEでシューティングゲームを開発してきたベテラン開発者たちが主軸となって設立された。「Battlefield」や「Far Cry」などの世界的ヒット作の開発に携わり、現在はPC・コンソール向け協力FPSの新作「Project Aldous」を開発中だ。
NCSOFTは、今回の投資を皮切りにMoon Rover Gamesと長期的なパートナーシップを結び、追加の投資やパブリッシング権限など、様々な協力策についても話し合っていく予定だ。
NCSOFTのパク・ビョンム共同代表は、「Moon Rover Gamesへの投資は、NCSOFTの変化の始まりである」と説明。さらに、「8月中に、韓国国内のディベロッパーへの投資、東南アジア進出のための共同事業、PURPLEプラットフォームの成長のための原動力の確保などについて順次発表する」と今後の計画を明らかにした。
画像出典:NCSOFT記事リンク:https://www.donga.com/news/It/article/all/20240730/126212907/1