- 2025-08-20
TapTapは2025年新作発表会を開催
TapTapが7月中旬に開催した新作発表会(オンライン)では計50タイトルの最新動向及び自社開発している新作を発表、その中にはPC端末独占作品が計13本があった。中国ではスマホゲームのサードパーティーとして知られているTapTapは2024年8月にPCゲームを配信するプラットフォームを立ち上げ、PCゲームのCDKeyを発売する形でPCゲームのパブリッシュ業務をスタートした。
7月ゲーム版号発行
・スマホゲーム「KingShot」の簡体字版は国内ゲーム版号を取得
・「DIABLO Ⅳ」と「The Finals」がそれぞれ海外ゲーム版号を取得
TapTapは2025年新作発表会を開催
・年1回の新作発表会が開催され、計50タイトルが発表会で最新動向を公開
・XD Networkは自社運営しているスマホゲーム「心動小鎮」が周年記念で「My Little Pony」とコラボを公開
NetEaseは新作「プロジェクト:妖鬼」を発表
・NetEaseは新しいオートチェスゲーム「プロジェクト:妖鬼」を発表
・ 「プロジェクト:妖鬼」は中華風の世界観とアートビジュアルを使用し、8月に初ベータテストを実施予定
簡体字版「黒子のバスケ Street Rivals」配信スタート
・簡体字版「黒子のバスケ Street Rivals」がリリース記念でNBAとコラボを実施
・配信スタートから中国iOSセールランキングTOP30にランクインし、スマッシュヒット
人気SNS媒体「RED」は上海で大型二次元イベントを初開催
・中国で人気上昇中のSNS媒体「RED」(小紅書)は二次元テーマの夏フェスとなる「RED LAND」を開催予定
・ 「RED LAND」は島を貸し切り、没入感を強調する大型イベントとなり、多くの人気ゲームも出展
7月ゲーム版号発行
7月に計127タイトルが国内版号を取得し、7タイトルが海外ゲーム版号を取得した。国内版号を取得したタイトルには有名IPから生まれたものや大型作品はないが、海外市場で運営されている「KingShot」の簡体字版が版号を取得した。
海外版号ではNetEaseがパブリッシュ予定の「DIABLO Ⅳ」が最も注目されているものとなる。また、Tencent Gamesまたが簡体字版のパブリッシャーとして韓国発のFPSゲーム「The Finals」の版号を取得した。
今月の版号を取得したゲームリストは国家新聞出版署の公式ウェブサイトで確認できる。
国産ゲーム版号リストのリンク:
https://www.nppa.gov.cn/bsfw/jggs/yxspjg/gcwlyxspxx/202502/t20250221_885431.html
海外ゲーム版号リストのリンク:
https://www.nppa.gov.cn/bsfw/jggs/yxspjg/jkwlyxspxx/202501/t20250121_883081.html

▲左)スマホゲーム「KingShot」の簡体字版が国内ゲーム版号を取得
右)PCゲーム「DIABLO Ⅳ」が海外ゲーム版号を取得

▲左)NetEase GamesとMarvel Gamesが共同開発した「MARVEL Mystic Mayhem」は海外ゲーム版号を取得。本作はスマホ端末のみ対応
右)元々Nexonに所属したEmbarkより開発された大型FPS「The Finals」の簡体字版は海外ゲーム版号を取得
画像出典:TapTap
TapTapは2025年新作発表会を開催
TapTapが7月上旬に開催した新作発表会(オンライン)では計50タイトルの最新動向及び自社開発している新作を発表、その中にはPC端末独占作品が計13本があった。中国ではスマホゲームのサードパーティーとして知られているTapTapは2024年8月にPCゲームを配信するプラットフォームを立ち上げ、PCゲームのCDKeyを発売する形でPCゲームのパブリッシュ業務をスタートした。
2025年に入ってから大手企業から多くのPC端末の新作が発表されていると共に、TapTapもPCゲームの重要性を意識し、PCゲームのパブリッシュ業務を強化する姿勢を示していた。

▲年に1回開催されているTapTap新作発表会は今年7月上旬にオンラインで開催された

▲TapTap自社開発&運営しているスマホゲーム「心動小鎮」は7月に1周年を迎え、人気IP「My Little Pony」とのコラボを公開
画像出典:TapTap
NetEaseは新作「プロジェクト:妖鬼」を発表
NetEaseがオリジナル作品・オートチェスゲーム「プロジェクト:妖鬼」を発表、8月にスマホ端末で初ベータテストを実施すると公表した。本作は中華風のアートビジュアルを使用し、中国伝統神話から生まれた妖怪をキャラクターとして、8名のプレイヤーがリアルタイムでチェスボードで対戦するプレイモードを使用。世界観と画風は本作の売りになり、Tencentが運営している「Fight Of The Golden Spatula」と対抗するために作られた作品と考えられる。本作は版号を取得せず、正式タイトル名も未定となっている。

▲「プロジェクト:妖鬼」公式キービジュアル

▲「プロジェクト:妖鬼」プレイモード画面
画像出典:TapTap
簡体字版「黒子のバスケ Street Rivals」が配信スタート
2023年11月に日本市場で配信スタートした「黒子のバスケ Street Rivals」の公式簡体字版は7月中旬に中国市場で配信スタートし、iOSセールランキングで最高26位を記録した。
本作は中国市場初の「黒子のバスケ」を題材としたスマホゲームである。簡体字版は日本版の基本プレイをそのまま流用したが、リリース記念でNBAとコラボを実施し、NBA選手をモチーフにしたキャラクタースキンやバスケットボールの外観などのコラボアイテムを実装した。夏休みに入ってから多くの新作がリリースされたが、7月末時点に本作は中国iOSセールランキングでTOP50に安定し、日本発IPを使用した作品としてよい実績を取ったようだ。

▲簡体字版「黒子のバスケ Street Rivals」はリリース記念でNBAとコラボを実施

▲リアルタイム対戦で原作キャラクターを操作して対戦できることは本作の魅力だ
画像出典:TapTap
人気SNS媒体「RED」は上海で大型二次元イベントを初開催
近年中国で人気上昇しているSNS「RED」(小紅書)は上海複興島を貸し切り、二次元テーマの夏フェスとなる「RED LAND」を開催すると発表した。TGSやBWといった従来型のゲーム系展示会とは異なり、RED LANDは多様な地形を持つ屋外パークを舞台にした没入型体験のカーニバルであり、開催日は2025年8月8日となる。
「RED LAND」の入場券は基本(80%以上)無料でユーザーに配布し、ユーザーは「RED」(小紅書)でクイズ問題のようなテストに合格したら入場券を獲得できる。「原神」をはじめ、二次元ユーザーには人気が高いゲームタイトルの出展が既に発表されており、日本の歌手小林未郁やGARNiDELiAの出演も決定した。

▲「RED LAND」は2025年初開催となり、中国で人気が高いスマホゲーム/PCゲームが多く出展予定
画像出典: 「RED」(小紅書)公式サイトより発信された情報