- 2025-12-10
新サービスや新型ハードウェアが続々と発表
今月は、人気IPのモバイルゲーム新作の正式サービス開始や、PCゲームプラットフォーム発の新型VRヘッドセットの発表など、多岐にわたるニュースが確認できた。
中でも「Google Play ベスト オブ 2025」や「世界モバイルゲームメーカー・トップ50」からは、中国企業の躍進と日本企業の存在感が示され、モバイルゲーム業界の最新の勢力図が明らかになった月と言えるだろう。
主なゲーム業界ニュース
世界モバイルゲーム企業トップ50、点点互動が首位に
・「ホワイトアウト・サバイバル」開発元の点点互動(Century Games)が、初の1位に急浮上
・中国から9社、日本からディー・エヌ・エー(3位)を含む4社がランクインし、勢力図の変化が見られた
インディーゲームカンファレンス「IDC2025」の詳細公開
・追加講演情報とタイムスケジュールを公開
・メディア編集者による座談会や、人気ゲーム「都市伝説解体センター」のポストモーテムなどが実施される
新型VRヘッドセット「Steam Frame」が発表
・Steam向けの新型VRヘッドセットで、スタンドアローンとPC接続が可能なデュアルモード仕様
・軽量設計で高性能ディスプレイを搭載、専用コントローラは指センシングや触覚フィードバックに対応している
「BIOHAZARD Survival Unit」正式サービスを開始
・カプコンの人気IPを題材としたスマホ向けストラテジーゲームが、正式サービスを開始
・シリーズを超えたキャラ編成が可能で、世界的アーティストの天野喜孝氏がオリジナルクリーチャーをデザイン
「Google Play ベスト オブ 2025」が発表
・ベストアプリは「DMM TV」、ベストゲームは「Pokémon TCG Pocket」が受賞
・アプリ分野ではAIやモバイルペイメントの進化がトレンドとして示された
※:本記事はプレスリリース・提携ニュースメディアを参考に作成
世界モバイルゲーム企業トップ50、点点互動が首位に
2025年11月1日、ゲーム専門メディアの英PocketGamer.bizが、2025年版「モバイルゲームメーカー・トップ50(The Top 50 Mobile Game Makers of 2025)」のランキングを発表した。
大きな特徴として、「ホワイトアウト・サバイバル」の開発元である中国の点点互動(Century Games)が、前年の7位から一気に首位に躍り出たことが挙げられる。
2023年リリースの主力タイトル「ホワイトアウト・サバイバル」が売上高10億ドルを超えるメガヒットを記録し、世界でのダウンロード数が2億回を突破したことが理由のひとつとして考えられるだろう。
また、Tencent(10位)、米哈游(miHoYo、15位)、網易(NetEase、22位)など、中国から計9社がランクインしていることも特徴的で、PocketGamer.bizは、売上高だけを見ればテンセントが毎年1位になると言及している。
日本企業からは、ディー・エヌ・エー(DeNA)が3位に入った他、コナミデジタルエンタテインメント(25位)、バンダイナムコエンターテインメント(26位)、セガ(49位)の計4社がトップ50にランクインし、業界の勢力図の変化が示された。

画像出典:「英PocketGamer.biz」公式サイト
インディーゲームカンファレンス「IDC2025」の詳細公開
2025年11月11日、Indie Developers Conference実行委員会は、2025年11月15日(土)に開催するインディーゲーム開発者向けカンファレンス「Indie Developers Conference 2025」の追加講演情報とタイムスケジュールを公開した。
本カンファレンスは、国内の個人から小規模チームまでのインディーゲーム開発者を対象とし、開発技術、マーケティング、パブリッシングなどのノウハウを共有することを目的としている。
追加講演として、「ファミ通.com」の編集長をはじめとする各メディア編集者が登壇する座談会「メディアが掲載したくなる、あなたのゲームの魅力を伸ばすには」が実施される他、人気ゲーム「グノーシア」のアニメ展開に関するセッションや、同じく大人気ゲームである「都市伝説解体センター」のポストモーテムなども予定されている。
カンファレンスはesports 銀座 studioにて開催され、成功事例だけでなく失敗事例も含めた価値ある知見を相互に共有することで、開発者コミュニティの課題解決を目標としている。
チケットは早割や当日受講パスの他、後日視聴可能なアーカイブ動画閲覧パスも用意されており、一部アーカイブ化されない講演もあるものの、後から見返せるような仕組みも用意されていた。


画像出典:「IDC」公式サイト、「グノーシア」公式X、「都市伝説解体センター」公式サイト
新型VRヘッドセット「Steam Frame」が発表
2025年11月13日、ValveはPCゲームプラットフォーム・Steam向けの周辺機器として、新型VRヘッドセット「Steam Frame」を発表した。
本機は、デバイスの軽量化とスタンドアローン性能が大きな特徴となっており、Steam Deck 以降のハード戦略をVRへ拡張した位置づけとなる。
付属のワイヤレスアダプター(Wi-Fi 6E)によりPCと接続でき、高速かつ低遅延なダイレクトリンクを実現。
コア部分の重量はわずか185グラムと軽量設計で、4nmプロセスの「Snapdragon 8 Gen 3」と16GBメモリを搭載。
ディスプレイは片目あたり2160 × 2160の液晶で、リフレッシュレートは最大144Hzを誇る。
さらに、内蔵カメラによるアイトラッキングを活用したフォビエイテッドレンダリングに対応し、PC側の処理負荷やワイヤレス通信データ量を削減しつつ、高精細なVR体験を可能にしている。
出荷は2026年初頭より順次予定されており、日本においてはKOMODOから販売される予定だ。

画像出典:「Steam」公式サイト
「BIOHAZARD Survival Unit」正式サービスを開始
2025年11月18日、カプコンの大人気シリーズ「バイオハザード」を題材としたスマートフォン向け新作ストラテジーゲーム「BIOHAZARD Survival Unit」の正式サービスが開始された。
本作は、原作を踏襲したパラレルな世界観で、プレイヤーは崩壊した都市で拠点を構築しクリーチャーとの戦いに挑んでいく。
シングルプレイやパズルに加え、他プレイヤーとの同盟や戦略的な連携を通じ、緊迫感あふれるサバイバルを楽しむことが可能だ。
レオンやクレアといったおなじみのキャラクターたちがシリーズの垣根を超えて登場し、自由なチーム編成が可能である他、世界的アーティストの天野喜孝氏がオリジナルクリーチャー「モルテム」のデザインを担当したことも特徴のひとつとなっている。
アニプレックスとJOYCITY Corporationの共同開発による本作は、日本を含む世界151の国と地域でサービスを開始し、サービス対象地域は今後順次拡大を予定しているとのことだ。
また、公式Xではサービス開始を記念したギフトコードが当たるプレゼントキャンペーンも実施されている。


画像出典:「BIOHAZARD Survival Unit」公式X
「Google Play ベスト オブ 2025」が発表
2025年11月19日、2025年に日本で人気を集めたGoogle Play のコンテンツを紹介する「Google Play ベスト オブ 2025」の受賞作品が発表された。
このランキングは、ベストアプリとベストゲーム、および各部門の大賞から構成されており、生活を便利にするアプリと世界に通用するモバイルゲームのトレンドを反映している。
アプリ分野ではAIやモバイルペイメントの進化、ゲーム分野では日本アニメ・カルチャーがモバイルゲームを通じて世界へ拡大したことが主要なトレンドとなっていた。
ベストアプリは「DMM TV」、ベストゲームは「Pokémon Trading Card Game Pocket」が受賞。
なお、「Pokémon Trading Card Game Pocket」は、日本だけでなく米国と欧州でもベストゲームに輝いている。
部門大賞では、アプリで「楽天ペイ」「Nintendo Today!」「しまうまブック」などが、ゲームでは「ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ」「8番出口」「SDガンダム ジージェネレーション エターナル」などが選出された。
受賞作品は全てGoogle Play ストアの特設ページで公開されており、多彩なタイトルを試すことが可能となっている。


画像出典:「Google」Japan Blog