今月は、ポケモン、にゃんこ大戦争、ウィザードリィといった人気IPに関する明るいニュースが複数飛び込んできた。
特にポケポケはリリースから約10日間で全世界累計3,000万DLを突破した他、第1回大会のエントリー数が想定を大きく超えた2万人以上を記録するなど、非常に大きな盛り上がりを見せている。

主なゲーム業界ニュース

※：本記事はプレスリリース・提携ニュースメディアを参考に作成

　

「ポケポケ」3,000万DLを突破

2024年11月8日、ポケモンは「Pokémon Trading Card Game Pocket（ポケポケ）」が全世界累計3,000万DLを突破したと発表。

本作はアプリ内にて「ポケモンカード」の収集を楽しむゲームで、正式サービス開始は2024年10月30日。
集めたカードは飾ったり、デッキを組んでバトルを楽しむこともできる。

メインとなるカード収集は、毎日2つの拡張パックを無料で開封できるため、手軽に楽しめる仕様だ。
カードイラストは過去の懐かしいものから完全新規のものまで用意されており、デジタルだからこそ実現可能なカードの表現や演出も盛り込まれている。

コレクション機能では集めたカードを自分好みに飾ることができ、他のプレイヤーに公開することも可能。
「いいね」機能も実装されており、こだわりのコレクションを評価してもらうことによって、さらなるモチベーションにつながることだろう。

バトル機能はスマートフォン向けに最適化した、スキマ時間に誰でも気軽に楽しめるルールが実装されている。
その一方で、「どのポケモンのワザで攻撃するか？」「トレーナーズはいつ使うべきか？」といった、ポケモンカードの奥深い戦略性は健在。
他にも「オートバトル」「レンタルデッキ」「おまかせ編成」といった補助機能も充実しており、デッキの組み方がわからないユーザーも安心して楽しむことが可能となっている。

画像出典：「Pokémon Trading Card Game Pocket」公式サイト、公式X

　

ポケットペア、任天堂およびポケモンとの訴訟状況を報告

2024年11月8日、ポケットペアが自社サイトのニュースページにて、任天堂およびポケモンからの訴訟内容や損害賠償金額などを発表。

訴訟の内容は「2024年1月19日に当社がリリースした『Palworld / パルワールド』が、原告の保有する以下3件の特許を侵害していると主張し、ゲームの差止め及び当該特許の登録日から本件訴訟の提起日までの間に生じた損害の一部を損害賠償として求めるものです。」（ポケットペアニュースページより転載）で、対象特許や請求の概要についても同ページに記載されている。

こちらの発表に伴いSNSでは論争が巻き起こっており、「印象操作が酷い」「ミスリードで同情を誘っている」といった厳しい声も挙がっていた。

なお、パルワールドの関連ビジネスは現在も積極的に展開されており、7月にはソニー・ミュージックエンタテインメント、アニプレックスを含む3社で、本作のIPやライセンスビジネスを世界で拡大させることを目的としたジョイントベンチャーの設立が発表されている。
また、9月には日本を除く68の国と地域でPS5版も発売された。

ポケットペアのニュースページは「今後の訴訟手続を通じて、当社の見解を主張していく」「問い合わせへの個別回答を差し控える」「お知らせすべき事項が発生した際は当社ホームページ等でご案内する」といった内容で結ばれており、引き続き動向に注目が集まりそうだ。

画像出典：ポケットペア公式ニュースページ

　

「The OutCats」、「Clio Entertainment 2024」で銀賞を受賞

2024年11月25日、ポノスが手掛ける大人気アプリ「にゃんこ大戦争」の英語版広告プロモーション「The OutCats」が、世界的なデザイン・広告アワードである「Clio Entertainment 2024」の2部門で銀賞を受賞したと発表された。

「The Out Cats」はポノスとR/GAが共同展開したキャンペーンで、 2023年11月のブラックフライデーイベントの一環として公開された。受賞作品は公式YouTubeチャンネル「The Battle Cats Official」で公開されており、2024年11月末現在、再生数は400万回以上を記録。国内外から2,000件を超えるコメントがつく人気ぶりだ。

イベントの内容は「ポノスによる身勝手な選考によって、これまでゲームに登場することができず、日の目を見ることがなかったキャラクターたちのグループ「OutCats」が、突然「にゃんこ大戦争」をハッキングし、1億個のネコカン（ゲーム内通貨）をポノスから盗み、自分達の要求をポノスに飲ませようとしてくる」というユニークなものになっている。

また、本キャンペーンは世界最高峰のデザイン・広告賞「D&AD Awards 2024」でも「Graphite Pencil」を受賞。
「Graphite Pencil」は一般的な賞における銀賞に相当し、独創的なアイデアを持ち美しく際立った作品に付与される賞で、本作が各所から高い評価を受けていることがうかがえる。

画像出典：ポノス公式ニュースページ

　

ドリコム、ウィザードリィIPの新規BCタイトルを発表

2024年11月27日、ドリコムが自社の保有するWizardry IPを活用したWeb3プロジェクト「Wizardry BCプロジェクト」において、メッセンジャーアプリ向け新規タイトル「Twelve Goblins – Wizardry BC –」の開発を発表。

「Wizardry BCプロジェクト」は配信中のブロックチェーンゲーム「Eternal Crypt – Wizardry BC -（エクウィズ）」 をはじめとするブロックチェーンゲームと、それに伴うトークンエコシステムの拡大を目的にシナジー構築を目指すWeb3プロジェクトだ。

今回発表された「Twelve Goblins – Wizardry BC –」は「エクウィズ」のデザインアセットを活用したゲームで、メッセンジャーアプリTelegramおよびLINE上で提供されるアプリゲームとして配信予定。
グローバルなユーザーにリーチするTelegramと、アジア圏ユーザーに強い親和性を持つLINEという2つの世界的SNSプラットフォームで配信することにより国内外のユーザーを強く惹きつけ、「Twelve Goblins – Wizardry BC -」を入口としつつ「Wizardry BCプロジェクト」全体のユーザーベースの拡大を目指していく。

ゲーム内容はシンプルで手軽に遊べるクリッカーゲームとRPGの戦略的なプレイスタイルを掛け合わせたシステムが特徴。

発表と同時に公式サイトや公式SNSも開設されており、最新情報を順次発信していくとのことだ。

画像出典：ドリコム公式ニュースページ

　

「ポケポケ」、第1回大会エントリーが2万人を突破！

2024年11月29日、オンライン大会プラットフォームを提供するJCGから「Pokémon Trading Card Game Pocket 100人バトル」の第1回大会エントリーが2万人を突破したという発表があった。

「Pokémon Trading Card Game Pocket（ポケポケ）」は全世界累計3,000万DLを突破した大人気アプリで、第1回大会は12月1日（日）※を予定している。
大会は、自分の集めたカードでデッキを組み、ゲーム内の対戦機能「プライベートマッチ」を使用して対戦。100人ごとにわけられたグループの中で1位を目指すという内容になっている。

エントリーは「JCGアカウント登録」「マイページから必要情報を登録」「大会にエントリー」「チェックイン」の4ステップで簡単に行える。
上述の参加方法の他に、大会当日の進め方なども専用サイトにて画像付きの説明が掲載されており、誰でも手軽に参加できる配慮がなされていた。

なお、A（10時開始予定）、B（13時開始予定）、C（16時開始予定）の3大会が用意されているが、定員以上の応募があったため、2024年11月末時点ではすべての大会でキャンセル待ちが発生している状態だ。

※12月1日（日）の大会はサイトが重くなるシステムトラブルが発生したことにより、 A・B・Cすべての大会が中止。後日改めて、第1回大会に申し込んだユーザーのみを対象とした大会開催を検討中となっている。

画像出典：「ポケポケ 100人バトル大会運営／100-PLAYER BATTLE」公式X